2022年5月23日
~可塑剤の移行で粘着力が低下する塩ビ基材用途で水性化を実現~
トーヨーケム株式会社(代表取締役社長 町田 敏則、東京都中央区)は、基材のポリ塩化ビニル(塩ビ)に含まれる可塑剤が粘着剤に移行せず、経時で粘着力が低下しにくい耐可塑剤性水系粘着剤「オリバイン® BPW 6613」「オリバイン® BPW 6614」を開発いたしました。
国内で使用される壁紙の約9割は塩ビ製です。塩ビには樹脂を柔らかくするために添加剤として可塑剤が使われており、その可塑剤が粘着剤に移行することで時間の経過とともに粘着力が低下し、貼り付け後に浮きや剥がれが起こることがあります。
この度トーヨーケムが開発した「オリバイン® BPW 6613(高粘度タイプ)」「オリバイン® BPW 6614(粘度調整タイプ)」は水系の耐可塑剤性粘着剤です。従来の水系粘着剤とは異なる特殊な組成設計により、可塑剤が粘着剤に移行することを防ぐことで、粘着力低下の抑制に成功しました。

詳細は本社ニュースリリースを御覧下さい。
https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2022/22052301.html
以上